「心ひとつに、温もりを求めて」- 1981 10周年記念タイキャ

バンコクのバンヤンツリーホテルの星明かりが最終夜を照らしたとき、この10年にわたる記念式典は静かに幕を閉じました。タイでの一週間の旅は、単なる風景の変化以上のものでした——笑いと感動の瞬間がチームの成長の証となり、新たな情熱とともに次の10年への原動力となった、心と心が触れ合う旅となったのです。

バンコクでの最初の一歩から、時間は文化と自然の調和の中で優しく流れていきました。王宮の黄金の尖塔は陽光にきらめき、私たちの10年間の旅の輝かしい瞬間を映し出していました。エメラルド仏寺院では線香の煙がゆらめき、チーム全員の願いを運び去り、伝統的なタイマッサージは日々の疲れを解きほぐし、さりげない仕草の中に思いやりが溢れていました。

賑やかな水上マーケットでは、色とりどりの屋台の間を手をつなぎながら歩き、本場のトムヤムクンは、共有してきた年月の物語を心温まる味に凝縮しているようでした。オリエンタルプリンセス号では、夜空の下で拍手と歌声が交わり、同僚たちが家族のように一緒に祝うひとときに。

サメット島の紺碧の海は、私たちの最高の絆の場となりました。シュノーケリングでは魚が指の間をすいすいと泳ぎ、パラセーリングでは歓声を上げながら大空へと舞い上がり、波の音がまるで応援しているよう。カヤックは息の合った軌跡を描き、潮風が「団結」をささやくかのようでした。スパの香りは疲れを溶かし、シーフードの宴は、止めどない熱意に満ちたグラスの音で幕を閉じたのです。

最終日は深い意味に溢れていました。黄金の山は「忍耐の力」を教え、王室公園の静寂は明日への約束を秘め、神聖な像の前ではチームの願いを優しく託しました。ゾウの背での揺られ笑い、文化パフォーマンスに沸き起こる歓声——すべてが珠玉の思い出となり、豪華な送別の夜を迎えたのです。

      6日間にわたる寝食を共にする時間は、あらゆる壁を溶かし、絆を強固なものにしました。シュノーケリングで差し伸べた助け合いの手、共に囲んだ食卓、静かな理解の瞬間——それら一つ一つが、私たちのチームの基盤を静かに強化していったのです。旅は終わっても、異国の地で灯された温もりは、これから歩む10年を照らす内なる光となりました。